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セミナーに参加しました

November 6, 2016

本日は午前の診療終了後、東京で開催された学術セミナーに参加しました。テーマは「麻酔」です。講師は、麻酔専門で診療を行う小動物麻酔鎮痛サポートを運営されている長濱正太郎先生です。

 

 麻酔はおそらくすべての動物病院で行われる診療行為だと思いますが、人の医療と大きく異なる点があり、人の病院では麻酔は麻酔専門医が担当しますが、獣医療においては麻酔の専門医はほとんどいないのが現状です。

 

 では、動物病院では手術時の麻酔はどうしているのでしょうか?


 動物病院では、麻酔をしっかり勉強して獣医と動物看護師がチームとなって麻酔管理を実施しています。ですから、安全に麻酔を実施するためには、常に獣医師と看護師が最新の知識を習得し、技術の向上を目指すことが欠かせないのです。

 

 「麻酔とは手術可能な状態に動物を維持すること」に他ならないのですが、この概念は歴史と共に少しずつ変遷してきました。

 過去には、意識が無い動物は痛みを感じないというのが「常識」でした。ところが、現在では、この「常識」は「非常識」に変わり、意識が無くても痛み刺激が脳に伝達されて痛みを感じるということが「常識」となりました。

 

 麻酔に必要な薬には目的に応じて種類があり、意識消失や鎮静のための麻酔薬、痛み刺激を伝わらないようにする侵害刺激伝達遮断薬(いわゆる鎮痛薬)、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩・不動薬、その他の補助のための薬などがあります。

 

 意識がなくても動物は痛みを感じますから、麻酔薬だけではなく、しっかりと鎮痛薬を適切に使用して動物の負担を軽減しなくてはなりません。鎮痛薬にも種類があり、オピオイドと呼ばれる痛み刺激をブロックする鎮痛薬、とりわけモルヒネやフェンタニルといった麻薬に分類されるオピオイドが鎮痛処置の主役となりますが、他にも、局所麻酔薬をはじめとした鎮痛薬を上手に組み合わせて使用することで、適切な鎮痛処置を実施することが可能になります。

 

 麻酔全般に言えることですが、決まった方法、料理で言えば「レシピ」みたいなものはありません。手術侵襲の程度や、予想される手術時間、動物の年齢や性格、持病の有無、自宅での生活環境など、様々な要素を考慮してケースに応じた麻酔管理を行う必要があるのです。

 

 大事なご家族の命をお預かりすることになりますから、そこに妥協があってはなりません。当院では安全な麻酔管理を実施するために必要な設備を整え、麻酔管理についてさらに研鑽を積んでいきたいと思います。

 

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