top of page
院長 山本

院内セミナーを行いました


当院では12時~16時の時間帯は、手術、往診、精密検査の時間となっていますが、月に1~2回程度、外部から講師をお招きし、院内セミナーを開き研鑽に努めています。昨日は、共立製薬さんによる、「猫用の腎臓病のお薬」の話でした。  慢性腎臓病は猫ちゃんで非常に多くみられますが、残念ながら人と同様に根治することはありません。初期には飲水量と尿量の増加しかみられませんが、徐々に進行して体重減少や食欲不振を引き起こします。最終的に命にかかわる病気であり、常に猫ちゃんの死因の第1位となっています。  ↓こちらのページに詳しく解説されています。  https://www.royalcanin.co.jp/new/health_nutrition/health/renal/  これまでに、動物の腎臓病用のお薬として承認されたものには、腎臓病の悪化因子であるタンパク尿を抑えることを目的としたACE阻害薬/受容体拮抗薬、消化管からの尿毒素の排泄を促す活性炭製剤がありました。今回、登場したお薬は、これまでのお薬とは異なる作用を有するお薬であり、腎機能低下抑制と臨床症状の改善効果が見込めるお薬なのです。  腎臓病を治すお薬ではありませんが、腎臓病を抱える猫ちゃんにとって治療のオプションが増えることは非常に喜ばしく、当院でも導入を決定いたしました。

 延命が証明されている食事療法と合わせて、慢性腎臓病治療に大きく貢献してくれることを期待しています。

閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page