本日は診療終了後に入間で学術セミナーに参加しました。テーマは「血尿」です。
血尿は動物では比較的よくみられますが、原因は多岐にわたります。腎臓、尿管、膀胱、尿道、生殖器など、尿が作られて排泄される過程のどこかで血(もしくは血の成分)が混じることで血尿となります。
血尿の診断は ・どこからの出血なのか? ・なぜ出血しているのか? を考える必要があり、その結果により治療法が異なってきます。
尿検査や画像診断はもちろん重要ですが、問診も大変重要です。排尿の最期に血が混じるのか、それとも尿が全体的に赤いのかなど、細かな情報が診断に役立つことが多いのです。来院された時には、色々細かいことをお聞きすると思いますが、正確な診断のために必要になりますので、ご協力をお願いいたします。
セミナーで血尿に対するアプローチについて知識の整理ができました。学んだことを今後の診療に役立てていきたいと思います。